眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

新学期

 昨日から、息子、新学期。学力テストが全国最下位クラスの我が県が打ちだした学力アップ政策の一環で、今年から冬休みが短縮された。始業式は昨年までは8日、2日前倒しでの新学期スタートになった。冬休みの思い出の作文を前日に行った名古屋旅行の話を書くといって、最後まで残し、帰ってきた10時過ぎから書き始めてようやく終えるような厳しい日程だったが、なんとかクリアして新学期に臨んだ息子。そろそろ、新学期、ひいては今年一年しかない受験の抱負でも聞いてみたいと思ったので、尋ねてみた。

 その答え「調子に乗りすぎないようにする」

ああ、それ、大事。お調子者というより、関西でいう「いちびり」がぴったりくる息子。小学校低学年から常に言われてきたが、調子に乗りすぎて失敗することが多々ある。年を重ねるごとに、シャレで終わらせなくなっているし、重大な事故にもつながりかねないこともする。一つの目標としては、それもよい。が、今年の私学の入試が来週末にも本格化し、5年生の出番が迫ろうかというこの時期に、受験の話がないのも少々不満。そこで、「勉強に関しては?」と尋ねてみた。

 その答え「がんばる」

いや、それ、別に受験関係なしでもいうような言葉でしょ。

 私「あんた、受験するとかいうたんちゃうん?」

 息子「ああ、そやな。受験頑張る」

ほんまかいな? 冬期講習から塾に行くといってたが、小学校の冬休み短縮で講習自体が前倒しになり、タイミングを逸した。結局、冬休み以後の通塾になった息子。残り少ない自由な時間を満喫し、来る受験勉強から目をそむけようとする態度がありありです。

 ほんまに受験するんかな? この一年が思いやられます。