眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

大掃除

 暮れの大掃除をしていたら、娘がガッコから初めて出された宿題の作文と、塾から依頼された母親の合格体験記(私、代筆)の原稿が出てきた。あれから一年。早いもんだです。

 

 娘の作文は、入学式前までにやってくる計算問題などといっしょに出されたもの。テーマはガッコに入学するにあたっての抱負。それには、3年近い受験勉強の結果が実を結んだ喜びと、試験日当日緊張して力を出し切れなかった悔しさなどがつづられていた。また、親はほぼ記念受験と思っていたR中に落ちたことにも触れ、落ちたときの悲しさと6年後の大学受験でのリベンジを誓っていた。ようできた作文やな、と思ったら、私、娘に、こう書いて、こうしてストーリーを作って、最後は頑張るでトメ。という指導をしたのを思い出しましたわ。

 まあ、私としては、骨組みだけをアドバイスしたのですが、ほんまにR中に受かる気あったんや、ということを初めて知りましたし(その割には勉強しなかったが…)、緊張と無縁と思っていた娘がガッコの入試当日には力を出し切れなかったという話も初めて知った。

 あれから、一年。まずは、作文通りの生活を送っているように思います。

 そして、合格体験記。求められているのは塾がいかにすばらしいかというアピールとは思っていたので、歯の浮くような褒め言葉のオンパレードなのは致し方ありません。ただ、志望校合格という結果をいただいたのですから、全くの「提灯記事」でもないのは確かです。

 ただ、結びのところがカッコよすぎた。「姉の様子を見てきた弟が、塾に行きたいと言い出しました。子供の目から見ても行きたい塾なのかもしれません」と、結んだのだが、結果、半年でドロップアウト。新年からは、別の塾に行こうともくろんでいます。決して、嘘偽りではなく、書いた時点では、息子もほんとにそう思っていたのですが…。

 とにかく、3年近くの努力(?)が実ったことと、早々と方針転換を迫られた2015年も間もなくくれます。2016年は、いい年であってほしいと思います。