眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

限界近し

 娘の校内実力テストの結果表が返ってきました。上機嫌で見せに来るところをみると、自分でも満足の結果なんでしょう。表には、自分の感想と親の感想を書く欄があって、それを「見た」という印代わりにガッコに再提出する。そこには、「過去最高の順位でうれしかった」と小学生の作文並みの感想が添えられていた。過去最高であり、上位クラスではあることは確か。が、よくよく見てみると、英語、国語、地理が最上位クラス、理科は上位、数学中位で、トータル上位みたいな感じ。数学さえできれば、最上位も夢ではないのだ。

 私も妻も私大文系卒。それはなぜかと尋ねると、数学ができへんかったから。娘が数学の点が低いのは、遺伝子レベルの問題なんかもしれん。ただ、うちの親父は数字が得意な方だし、嫁の兄貴は元高校の物理教師。どっかに数学得意な遺伝子は隠れてるはずなんだが…。

 先取り学習しているとはいえ、所詮、中一。どの科目においても、私の理解の範囲にとどまっている。つまり、それほど難しくない。英語あたりでも、習った単語ぐらいしか出てこないし、理科においてもまだ記憶することの方が多い。となると、結局は、記憶力というか、地頭分というか、それだけで試験しているんだろうな。ただ、数学だけはやはり応用問題みたいなのが出てくるから、教科書丸覚えでは最上位クラスにはいけなくなってきたんだろうと予想する。つまりは、勉強が足らんのよ。じっさい、家にいる間、ほとんどスマホなんだから。

 テストのガッコからの総評に書いてあった。「中一もこのあたりになると、自分なりのペースをつかんだ者とそうでない者の差が出てくる。自分の点数を見て、どう思いましたか_?」と。点数には満足していた娘だが、自分のペースをつかんでいるとは思えない。特に復習嫌いの勉強スタイルは変えなければねえ。

 「瞬発力だけでは通用しなくなりつつある科目がある。そろそろ、持久力も大事だと思うが…」と、親の感想欄に書いておいた。