眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

天と地と

 先日、妻が娘のガッコの保護者懇親会なるものに参加してきた。同じ市内にあるガッコなのに、うちの周りには同じガッコに通う同級生、先輩たちが皆無。なので情報収集の一環として、参加したらしい。もっとも、うちの場合、教育熱心でもないし、セレブでもないので非常に敷居が高かったのではあるが…。

 

 妻の話を総合すると、広範囲から集まってきていることもあるのか、近所に何ができたとか、あそこの店のランチが云々とかいう話題は皆無だった。あちらこちらから漏れ聞こえる話題の中心は、子供の話ばかり。しかも、教育。宿題に何時間かかってるとか、塾の評判がどうとか、テストの傾向、はては5年以上先の大学の話まで、教育にまつわる話のオンパレード。妻なんて、小学校の成績が良かったから、親戚の勤めている塾にいったら、知らぬ間に入っていたって感じなのだが、「完全に場違い」だったと感想を述べていた。

 考察するに、それも無理ないかもね。隣県から来ている子は別にして、うちの県のトップ校に在籍している子を持つ親たち。小学校はもちろん、塾でも上位だったはず。入ったガッコは、最近落ち込んではいるものの、70人ぐらいが東大、京大、国公立医学部に入ってる。5人ぐらいなら相当力も入るんだろうが、70人いたら「まあ、うちの子も行けるもんだ」と思ってしまうんだろうな。まだまだ先の話ではあるけれど。まあ、この中には、確実に何十人かのそういう子供を持つ親になる人はいるだろうから、茶化すわけではないんだけど、正直、「えらいとこにいかしてもうたわ」とは、思うな。

 そして、もうひとつ、聞きかじってきた話。あまりに素行が悪いと高校に上がる段階でやんわりと他校への進学を求められるらしいってこと。確かにサンデー毎日なんかの大学合格データを見ていると、入学定員の合計と卒業者数の合計が合わない。昔、このガッコの中学から灘高校へ行ったという体験ブログをどこかで見たこともある。例年少数ながらいるようだ。まあ、引っ越しや経済的な理由から高校に行かない子もあるやもしれんし、そういった数が誤差を生んでいると思っていた。が、その誤差の一部に、学校から「破門宣告」を受ける子がいるらしい。あくまでウワサの範囲で、実際はまだわからない。ただ、その言葉がデマには聞こえない雰囲気もあるからなあ。数字から言うと微々たるものなんだが、厳しい世界ではあるなあ。

 ま、懇親会の中では、おまけの話。まだ、中一。自分の子は、東大、京大、医学部に行くと思ってるし、まさか、誤差の中に入ると思ってる親はいないだろうが…。