眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

撤退

 昨日、急に決まったことですが、息子、再来年の中学入試戦線から撤退します。今月いっぱいは塾に行くようですので、心変わりすることもあるやもしれませんが、現状のまま進むことができないと思います。

 発端は、先日の組み分けテスト。得点、偏差値、順位等は、事前にネットで確認していますから、結果が悪いことにはおどろきません。が、空調が寒すぎてできなかったという国語の解答用紙は、実物を見ると、それはそれは白いものでした。

 なにが原因か? 確かに気分にむらがある息子のことですから、やる気がなかったというのは、一番でしょう。寒いといっても、真冬に半袖で放り込まれてるわけでもなし、隣の子は無事にテストを終えているところを見ると、ただの言い訳にしか思えませんしね。

 ただ、得意のはずの国語でなぜ、やる気が出なかったのか? それを分析するため、最近の国語ノートやテキストを見てみました。答えがありました。

 国語の宿題、漢字とか文法とかは間違っていても空欄はない。が、文章題。アイウから選べっていう問題は書いてあるものの、記述式の問題は白紙。これが、なにを物語るか?

 

 問題文を読むのが面倒ということ。

これなら、宿題は10分もあれば終わる。ノートには何かしら書いてあるから、ばれないとでも思っていたのだろう。が、実際は先生もやんわりと、「何も書けないのはおかしい」とかさんざん書いてある。つまりは、宿題をやっていないことは、ばれているのだ。ま、素人の私にもわかることなんだから、当たり前といえば当たり前だが…。

 その延長上に今回のテストがある。日頃の癖で、もう問題読むのも面倒! ということで、白紙だらけ。もちろん、これまでにまじめにやってないから、読むのもつらいような内容であったのかもしれないが…。

 いずれにしても、試験の問題すら読もうとしない受験生が合格できるわけもない。こちらとしては、受験まで残り半分、そろそろペースを上げていかねば…と思っていたこの時期に、まだスタートラインに立っていた息子。もう挽回は絶望的なのかもしれない。そこを最後まで走らせるのがいいのか、残りの小学生生活を満喫させる方がいいのかは、判断が分かれるところだろうが、うちとしては、後者を選ぼうと思う。

 子供の成長は人それぞれ。大器晩成という言葉もあります。中学に進んで、少々やる気を出せるほどに成長すれば、挽回できるときもあるやもしれません。今はそう信じるしかないですな。