眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

勉強しろよ

 息子ワールドではゲームソフト「スプラトゥーン」なるものがブームらしく、先日から小遣いためた金でそいつを買う、買わないと大騒ぎしてた。
 もう頭の中は、80%がスプラトゥーン。夏期講習も学校の宿題もほんの数%も残っていない。そのゲームWIIのソフトらしく、茶の間のテレビが占領されるのを嫌う母親に、いかにスプラトゥーンが面白いか、買ってくれたら旅人算も真剣にやるとか、一日中PRしまくっていた。
 ようやく、3日間、すべてのゲームを絶ち、勉強もするという約束で、購入までこぎつけた息子。それなりに勉強もしてたようだが、頭はスプラトゥーンでいっぱいなんだろうな。

 そして、3日間のチャレンジを無事こなし、いよいよネットで購入という段になったとき、息子が言う。

 「アマゾンだったら明日来るから、3日かかる駿河屋で買って」

はじめ、何を言うてるのかわからんかったのだが、理由をただすと
 「来たらどうしてもやってまうやろ。その3日の間で勉強進めるんよ」という。

 まあ、来たら最後、一日中でもゲームやってるんだろうけど、多少でも勉強のことが頭にあったことだけでも、大進歩よ。うーん、ちょっと感激!! 

 と、思いきや、
 「そんな風に○○君に言われてん」

おそらく、○○クン、京大に行くとか、中学受験するとか宣言したくせにいっこうに勉強しない息子を見て、「あれじゃ受からんやろ」と思ったんだろうな。この友情は大事にしたらええと思うが、それにも気づかん我が息子。

 早く飽きてね。