眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

偉大なる姉

息子の夏期講習の第1期が終わり、1学期中の総まとめのチェックテストなるものが帰ってきた。算数10点。10点満点の10点ちゃいまっせ、100点満点の10点でっせ。まあ、クラス平均点が30点ぐらいで、クラストップでも40点ないという難しいテストだったらしいが、10点はさすがにへこむ。合格点が80点というのが、このテストの決まりらしいが、「こんなん合格点取るやつなんていてるわけないやん」と逆ギレして話す息子。親として、説教の一つでもせなあかんとは思うものの、10点の響きに気分もなえてしまいました。

 答案見ても、やる気ないのが丸わかり。最初の10問ぐらいは計算したようなあとはあったが、あとの20問ぐらいはそんな形跡すらない。コヤツの性格なら、問題も読んだかどうか怪しいもんだ。親としては最近はほめてなだめて勉強するように仕向けてきたけれど、やっぱ、強権的にしないとあかんのかしら? 家庭でできることなんて、うちには無理だわ。

 救いは、今回、結果を教室で配ってもらう際、「このクラスで一番は○○の34点、一番下は△△の10点」と名指しで呼ばれたこと。まあ、親族が勤めてることもあって、プライバシーとかうるさいこと言わない親だと分かってての物言いか、発奮材料にしてもらうための機会ととらえた愛のむちかはしらんが、息子もそれなりにショックを受けたのは確か。

 「今日から生まれ変わる」。と、この前書店で買ってやった「まんがでわかる鶴亀算」みたいな本を眺めてましたわ。それ、ちょっとでも興味持てるように、やる気スイッチが入るように、と思って買った本。やる気スイッチ入れた瞬間に読まれると、こちらもずいぶん抵抗あるんだけどなあ。

 私は少々立ち直れませんわ。

そんなことを見ていた姉、「年に一回くらいそんなテストあるわな。とてつもなく難しいやつ。あんなん、一番上のクラスでも2,3人しか合格点取らへんで」とおっしゃる。弟への気休めのつもりに言うたんかもしれんが、コヤツ、合格点取れなくて補習なんかに行ったことないやん。あーあ、息子がコンプレックス抱かなけりゃいいけど。