時をかける少年
テレビでアニメ映画「時をかける少女」をやっていた。主人公の女子高生が、過去に戻れる力を手に入れ、何度もやり直しをしながら、ストーリーを展開する。何気に見ていたのだが、アニメというとっつきやすさもあって小5の息子がくらいついた。
確かに、タイムマシンで過去に戻ってとかいうのは、ドラえもんの世界でも展開されるし、子供にもとっつきやすい。子供ならずともあのころに戻って、やり直したいと思ったことは、一度や二度はあるだろう。
まあ、原作が筒井康隆の小説でもあり、ちょっとは教養を高める要素もあるかも…、とも思い、夜更かしを許して最後まで見せてやった。眠いのを我慢していたせいか、番組が終わると、その夜はすぐに寝てしまった。
翌日、興奮気味に、テレビを見ていなかった姉と「時をかける少女」について話す息子。映画の中の名言「ばかっていうのは、愛情表現なんだよ」というセリフを吐いては、「お姉ちゃんばか」という、永遠バカループの会話が続いていたりする。
あまりに盛り上がってたので「なんでそんなにはまったん?」と尋ねると、息子曰く「だって、タイムループできたらめっちゃええやん。俺もできたらなあ」という。
父「じゃあ、できたらなにするん?」と続ける。
はて、例えばテストの問題をやり直して、むちゃくちゃええ点を取るとか、こっぴどく怒られた失敗をなかったことにするとか、ゲームの負けを勝ちに持ち込むとか、いろいろこちらは考えた。
息子がいう。「塾行くんか?って聞かれたときに戻って、いかへんっていう」
そうなのか、算数ショックまだまだ抜けへんのやな。
「ま、それが現実。過去には戻れないってことを学習するのにいい機会だったね。残念」と言っておきました。
夏講習乗り切れるのでしょうか?