眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

きょうだい

 上の娘が小学校のとき、自分の行きたいところをパソコンで調べて発表しなさい、っていう感じの授業参観があった。みんな、ディズニーランドとか、USJとか書いていたらしい。が、コヤツ、東大・赤門が見たいとかいうたらしい。理由は、京大は行ったことあるけど、東大は行ったことないからという。単なる好奇心というか、キャンパスコレクターみたいな感じではあるが…。

 ああ、確かに京大にいったね。あれは3年ほど前か、節分と日曜日が重なって、豆まきで有名な吉田神社に行った。その帰り、京大で飯食ったな。食べログかなんかに、京大の学食が一般人OKで、しかも安いとあったからね。私の意識では、あくまでも「豆まき」。ただ京大前を通らないと吉田神社に行けなかっただけ。次に重視したのが「安い」ということ。まあ、「ここに入れたらええのになあ」ぐらいはいうたかもしれんが…。

 いや、それが派生して「京大みたことあるから、東大みたい」って言い放つ5年生。予告もなく言われた母親がびっくり。周りのお母さん方の視線も気になったが、あいにく井戸端会議に夢中でほとんど反応なかったのが救いというてました。

 あれから二年。息子が、将来の夢を発表する授業があったらしい。そこで、コヤツ「きょうだいで京大に行くのが夢です」と言い放ったらしい。自分はともかくとして、姉まで京大決定か? もし、両方とも京大じゃなかったら、親の立場は? 大体、お前らに京大行けとか一言もいうてないやん。うちの家庭、そんなに教育熱心じゃないんだよ。

 まあ、ウケ狙い、「きょうだいで京大」っていうダジャレが講じて、この発言になったんだと思うが、見事に滑ってるだろうな。彼曰く「おれ、滑りキャラやから」とはよくいうてますが…。

 学校の父兄各位が、単なる子供の戯言と受け止めてくれればいいんですが、ウワサは尾ひれ、尻びれ、胸ひれがつくものです。が、真実はここにあります。理解してもらえるかな?