眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

いつやるか? 今でしょ

 相変わらず、算数に四苦八苦する息子。塾のテキスト見ても、確かに難しいような気もするが、私が見てても解けるような問題。中学、高校と進めば、いつの間にか身につく程度のものだと思う。そこで、常々「確かにお前にとっては難しいかもしれんが、これぐらいなら大人になったら出来て当たり前。今やるか、後からやるかの違いだけやで。」と、気休めに言ってきた。

 先日も算数の宿題を教えてたんだが、まるでやる気なし。前に教えたことも覚えてないし、態度も悪い。かゆいだの、痛いだの、のど乾いただのいいながら、机を離れるも、問題はいっこうに①から進まない。そこで、上の言葉。

 そしたら、息子が言い放つ。

「大人になるまでにできたらええんやったら、塾で分かるようにならんでもええんちゃうん。学校で習うときにしっかりやるわ」

 そんなに勉強嫌いなんや。不覚にもかわいそうにと思ってしまい、その夜は宿題もそこそこに寝かせてやった。

 翌日。おもむろにランドセルからテストを取り出す息子。

「おれ、算数、全然できへんかった。あははは。」

私、ブチ切れ。

「お前、昨日、学校で聞いたらええとかいうてたのに、そのテストなんなん。塾でもわからん、学校でもわからん。そしたら、いつわかるつもりなん? やる気ないだけの問題やろ。」

 結局、先送り体質が身についてしまっている息子。

 いつやるの? 今でしょ。

けだし、名言だと再認識したわ。