眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

4度目のドロップアウト宣言

 先週土曜日から、息子の中学受験ドロップアウト宣言がまたおこなわれた。

その日の塾の宿題の難しさに根を上げた末の宣言。2月から塾通いを始めて、4か月。月に一度はやってくる恒例行事になってきた。

 が、今度はちょっと違った。「塾にいかへんのやったら、自分で電話しな」と、母親に究極の選択を突き付けられたかのような息子、迷いもせずに電話を取って「僕、受験やめようと思って、今日は家族で相談するから休みます」といいやがった。母親も、あまりに苦労しているように見える宿題に

「この子に受験は無理なんかも」と、ドロップアウト容認に傾いた。

 

 が、小姑格、塾でのやり方を熟知している娘が口をはさむ。「でも、こいつのノート、?ばかりで一つも問題といてないで」。長らくノートを見ていなかったが、前回の宿題のページに「?ばかりの宿題はおかしい。ちゃんとやるように」と、先生のコメントが入ってた。

 ははーん。ここ数回、さっさと宿題を終えていたのはこういうわけね。そんで、この方法が通用しないがため、あらゆるサボる方法を考えたが、ついぞ浮かばなかった。そんで、まじめにやろうと思ったが、最近、?だらけでまともにやってないから、前の内容がちんぷんかんぷん。今回の内容をとける知識が全くなかった様子。八方ふさがり、出てきた答えが「受験断念」だったようだ。

 娘の入塾以来、「こどもの塾ノートは見ない!」方針を貫いてきた母親が4年目にして初めて目を通した。激怒。 あえなく、4度目もドロップアウトできなかった

 私は、大体そんなことやろうと思ってはいたけれど、電話を掛けるという半歩進んだ行動に出た息子。悪知恵だけは、成長しているようだが、その分、算数に力を入れると、もう少しかしこくなるのになあ。