眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

はじめに

 まさか、うちの子がこんなにバカだったとは…。
 今年3月、小学校を卒業した我が娘。卒業式にもらってきた卒業文集に高らかに「東大、京大に行って、研究者になります」と、宣言していました。

 それを見た両親、「お前、二十歳になったらこの辺、歩かれへんで」と、大笑い。そして、娘、大号泣。途方もないこと書いた後悔か、プライドを傷つけられた悔恨か、今に見てろよ、という臥薪嘗胆の念かは知らないが。

 まあ、可能性はゼロでもない。地元の公立中学が荒れているというウワサを聞きつけ、私立か公立の中高一貫校の受験を懇願したのが小4の時。親戚づきあいの一環ということもあり、私の妹が勤める塾にやって、6年1月には県内トップの学校に合格してしまった。まあ、年間70人程度が東大、京大、国公立医学部には行ってるみたい。でも、あとの170人ぐらいは?

 中学に進んでからはや2か月。高校まで公立一筋だった親にとっても、中高一貫校のシステムというのは、いろんな意味で面白く、6月という中途半端な時期からですが、大学合格のその日まで記録して行きたいと思います。